建築防振技術
建築設備の振動を抑え、快適空間を創造する建築設備防振技術。
建物の騒音問題
一般的な建物は、室内環境の快適性を保つため、各種設備機器が設置されています。
しかし、これらの設備機器から発せられる振動が、壁・床・天井に伝わり、居室内への騒音となります。
このように、振動原から発生した振動が建物躯体を伝わることにより発生する音を「固体伝播音」といい、建物内での騒音問題の一因となっています。
固体伝播音を抑える防振台
固体伝播音に対する防振対策として、設備機器を防振ゴムやスプリングで支持し建物に振動を伝えないようにする方法が一般化しています。その一方で、ビル構造体の軽量化・低剛性化に基づき、より高性能の防振性能・耐震対策が求められています。
当社の防振台シリーズは、時代のニーズに合わせたソリューションをご提案いたします。
防振台の機能
アイソレータ
ラバースプリング
- ・コイルスプリングとゴムを一体成形した複合スプリングです。 独特の構造によりコイルスプリングに近い固有振動数が得られ、振動絶縁効果にも優れています。
- ・共振振幅の低減効果に優れています。
- ・耐候性に優れたゴム(クロロプレンゴム)を使用、耐久性があります。
高性能スプリング
- ・耐候性樹脂ケーシング内にコイルスプリングを内蔵。
- ・ケース上部にゴムを使用し、高周波を遮断します。
- ・固有振動数2.3Hzまで対応可能です。
- ・サージング対策機能を標準装備。
耐震機構(揺止・耐震ストッパー構造)
- ・地震や強風時の揺れを最小限に抑えます。
- ・設計震度水平2.0、垂直1.0の安全設計です。
- ※一部の機種を除きます。
表面処理(溶融亜鉛めっき仕様)
- ・屋外設置用防振台に採用
主な製品
ビル用マルチエアコン防振台
新設からリニューアル設置まで、幅広いシチュエーションに対応した防振台です。
従来の防振台性能はそのままに、機能性を追及した設計です。
ポンプ用防振台
斬新な形状、特殊スライド機構の採用により省スペース化を実現した防振台です。
コンクリートレスによる軽量化で、搬入・施工が容易です。